LED調光について

LEDの調光も、ルートロンです。

省電力、長寿命がうたわれているLED照明。その特性を生かして、商業施設や住宅でもLED照明の普及が進んでいます。
それに伴い、ルートロンでもLED照明の調光について、たくさんのご質問を頂くようになりました。

LED照明器具には、調光可能タイプと調光不可タイプがあります。

調光するには、調光可能タイプをお選びください。
また、調光器も器具に適したものをお選び頂く必要があります。

調光可能タイプのLED照明器具でも、ルートロン調光器との相性、マッチング特性があります。

メーカー名と調光用LED照明器具型番によって、ルートロン調光器の組み合わせが異なります。
マッチングの適否は、照明器具メーカーまでお問い合わせください。

LED照明器具の調光方式

日本国内では、主に以下の5方式が見受けられます。

1.位相制御方式

配線方式:2線式(AC電源線2芯のみ)
特長:2線式(AC100V電源線+-のみ)なので、配線が簡単
   既存の白熱灯照明器具の置き換えの場合は、既配線がそのまま利用できる

位相制御方式には、電球型LEDランプ(E26/E17などの口金に取り付け可能)と、照明器具一体型の2種類があります。
いずれも、AC電源正弦波形に合わせて電源を100回(50Hz)・120回(60Hz)オンオフする方式で、
照明器具と調光器のマッチングが非常に重要になります。

配線例

A.電球型LEDランプ
白熱灯の器具をそのまま利用し、電球を交換するだけで使用できる電球型LEDですが、
調光タイプと調光不可タイプが存在します。(調光不可タイプの方が一般的です)

注意:調光対応型・電球型LEDランプの多くが、「白熱灯調光器で調光可能」とうたっております。
しかしながら、調光カーブ、最低レベルはLEDランプの性能に依存し、ちらつき・立ち消え等発生するものもあります。
また、調光器とLEDランプの組み合わせによってはうまく点灯・調光できないものもあります


B.器具一体型LED照明器具
照明器具のなかにLED発光部が組み込まれた照明器具で、調光タイプと調光不可タイプが存在します。
※必ず調光タイプをお選びください。

注意:適合によっては、不点・ちらつき・うなり音・うまく点灯/調光できないものもあります

2.PWM制御方式

配線方式:4線式(AC電源線2芯 + PWM信号線2芯)
特徴:PWM信号を用いて、LED照明器具を調光する方式
   調光形蛍光灯器具(PWM制御)から、配線替えなく置き換えできる

配線例

照明器具タイプ:PWM制御方式

注意:適合によっては、不点・ちらつき・うなり音・うまく点灯/調光できないものもあります

3.DALI調光方式

配線方式:4線式(AC電源線2芯 + PWM信号線2芯)
特徴:DALI対応器具であれば、器具それぞれにアドレスを振り、配線に寄らないグルーピングが可能。
   DALI-2対応品であれば、DiiAにより適合保証もなされている

配線例

照明器具タイプ:DALI調光方式

4.DMX制御方式

配線方式:5線式 (AC電源線2芯 + DMX信号線3芯)
特徴:DMX512信号によりLED照明器具を調光する方式
   RGB制御照明器具や調光卓など、プロ用機材で多く利用されている

配線例

照明器具タイプ:DMX制御方式

注意:適合によっては、不点・ちらつき・うなり音・うまく点灯/調光できないものもあります

ご不明な点は、ルートロンまでお問い合わせください。
ルートロンアスカ(株) フリーダイヤル:0120-083417

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